出会い

5/15
54人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
「そんな……。そんなの信じない!!」  その言葉とともに、動かない体を無理矢理動かし病院を去る。  もちろん行く当てはがあるわけではないのだが――。  着いた場所は小さな空き地。  そう今僕は、この空き地で泣いている。  どうして僕の両親が死んで僕だけ!?  そう思うとより悲しくなってくる。  雨もその悲しみを強調するかのように強くなってゆく――。  
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!