ひとりの時に

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「ありふれた夜」 ありふれた夜に ありふれたように寂しくなって 気が付けばあなたを想っている自分がいる 逃げたい 失いたくない 後ろ向きな想いが頭を重くし 会いたい どうしようもない 切なさだけが頬をつたい かなえられない想いが胸いっぱいにあふれて そっと 少しづつ 削られていく自分がいる 何もできなくて 諦めたくなくて どうしていいのか分からなくて 辛くて 死にたくて それでも生きたくて ありふれた想い 伝えられずに 苦しんでいる 認めたくない事実が 目の前にあるとして どうにもできずに ただ立ち止まっているだけでも それでいいと 誰かに いずれ進まなければならない想いでも まだ持ちきれない思い出になるのなら もう少し待てばいい 心はいつでも自分のそばにあるのだから
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