公爵夫人の歓迎

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いつの間にか知らない森に迷い込んで、多少おかしいものが見えないこともない。 つまり、アリスたちの変な世界に連れてこられたらしい。 認めたくないが、現実時兎の住む街の周辺にはこんな森はない。 行くあてもないので、公爵夫人がいるという方向へ向かう。 時計を見ると、時兎よりアリスの方が速いのがわかる。 急がなければ。 暫くすると大きな屋敷に着く。 豪華でとにかく派手だ。 その屋敷の前には何故か赤いドレスの美女が立っていた。 胸元とスリットから覗く足が眩しい。
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