いつものお茶会

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「何か用?」 「君はこのあたりに不馴れだろう?」 意地の悪そうな笑みを浮かべ、聞きたいかと問うように見てくる。 答えないでいるとチェシャ猫は道が僅かに別れた一方を指差す。 「あっちではお茶会をしているよ」 「お茶会?」 「彼らがね」 意味深にクスクスと笑うと、チェシャ猫は再び姿を消した。
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