いつものお茶会
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にこぉと笑う顔は幸せそうで、のんびりと抱きついてくるその腕を拒む気にはなれない。 ただ抱きついたまま寝られるのには困りものだが。 「おやすみなさい……」 「は?」 気持ちよさげな寝息をたてながら寝始めたネムリネズミを、笑ったままの三月ウサギが抱き上げ、その辺に捨てる。 粗雑な扱いだ。 それでもネムリネズミは地面に転がって目を覚まさない。 「さて白ウサギ。とりあえずここを訪れた理由を聞こうかな」
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