独りぼっちの少女

3/12
前へ
/77ページ
次へ
大きく可愛らしい城だった。 女王様の城というよりはお姫様が住んでそうだ。 庭には似たような顔の子供たちが何人もいた。 「白ウサギだ!」 「帰ってきた!」 「女王様に報告だ!」 突然騒ぎ出した子供たちは、大半が時兎のもとに走ってきて、数人は城へ向かっていった。 突進してきた子供たちに時兎は押し潰され、重いのを耐えなければいけなかった。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

222人が本棚に入れています
本棚に追加