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「ルーミアちゃんは人間を食べるんだよねぇ。」
「うん。」
―胸が痛む―
「他には?何か食べる?果物とか。野菜とか。」
実は、昼間今の季節ではあり得ないあるものを見つけていた。それは今までルーミアちゃんにも内緒だった。
「食べるよー」
それをきいて少し安心した。自信満々に赤いそれを差し出す。
「これ。食べる?」
私が差し出したそれは
鬼灯-ほおずき-
ナス科の食用ホオズキ。
「?」
「ほおずきっていうの。甘酸っぱいんだよ。」
恐る恐る実を口に運ぶ。
噛むと、
彼女の顔がクシャッとなった。
「………!ひゃうっ!」
カメラが本当に欲しい…。
次からは絶対首からぶら下げておこう。
「ごめんね。知ってて奨めた。」
「あぁ、あぅ、ひゃぁ。」
可愛すぎる。もう…たまらない…
けど、本質はそれではない。
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