朱川奈々子の物語

第二章

お腹すいた…
ほおずきだけで一夜を過ごすのは無理がある。わかってたけど…。かといって物騒な夜の森に入って何か探すのは無理…。仕方なく昨日は寝た。
もちろん、空腹でまともに寝れず、空腹で目が覚めた。お日様より先に起きたのっていつぶりだろ…。

ルーミアちゃんがまたいない。お日様がでたらまた球になっちゃうんだろうから、今の内にたっぷり愛でさせてもらおう、と思ったのに…。

………また怖がられるかな。