~出会いはいつでも突然で~

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「食堂が満席みたいだから、購買部で何か買って来るわ!屋上で待てな?」 何時も気を使ってくれている。 俺は人付き合いが苦手だから、雄二が対処してくれる。 それを知っているから、直也は雄二を嫌いになれないのだ。 「有難うな…雄二」 ボソッとそう呟いたが、雄二は既にこの場所にはいなかった。 直也は、待ち合わせ場所にした屋上に向かった。
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