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目を覚ますと、外は既に茜色に染まっていた…。
「……んっ……」
少し手を動かし、まだ完全に目覚めない目を動かす。
「保健室――か。」
どうやら屋上で気絶したみたいだ。
運んだのは……誰だ?
それが分からないので首を軽く傾げたが、すぐに考えるのを止めた。
止めだ、さっぱり過ぎる。
とりあえず、直也は隣に置いてあった鞄を持ち、帰路についた………。
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