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「ゴメンナサイ…直也」
「嫌だ!一緒にいてくれるって言ったじゃないかぁ!?」
これは幼い時の記憶……。
「直也…私は貴方と一緒にいるわ、何時でも……見守っているから」
そう言うと、母は目を閉じて、二度と開く事は無かった…。
「……母さん?嘘だろ、返事してくれよ!」
体を揺らす。
しかし、幾ら揺らしても母は動く気配が無い。
もう、母さんは死んでしまったから。
信じたく無かった。
ずっと一緒だと思ってたから
「……かあさぁぁぁぁぁぁん!」
涙を流して、それを受け入れるしか無かった。
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