物語の分かれ道

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己のふがいなさに泣き叫ぶ。 そんな俺に君は言った。 「貴方の心に触れた分だけ幸せになれる」 タガが外れた音がした。 俺が俺じゃなくなる。 「君だけは…」そう言い聞かせてたのに。 想像だけなら良かったのに。 意思とは関係なく,残酷なストーリーが始まっていく。 燃え盛る炎は止まらない。 いや,止まる事を知らないんだ。 その引き金を引いたのは君だ。 今さら悔やんでも仕方ない。 それは,罪をおかした君自身がよく知ってるだろ…?? もう俺は止まらない。 誰にも止められやしない。 このストーリーを,完結へと導くまでは…。
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