281人が本棚に入れています
本棚に追加
「お、お…さ…な、何を……」
意志とは無関係に歯が鳴り、恐怖と混乱で巧く喋る事が出来ない。
「オマエは…私のものだ…オマエは…誰にも渡さない…」
「お、お父…様…お気を…お気を確かに持ってください…」
「があぁ…ッ!」
びっ……
主人は美也子のドレスの胸元に手を掛けると、そのまま力任せに引き裂いた。
「え………!?」
一瞬、美也子の胸が顕になったが、すぐさまそれを手で覆い、美也子は主人を睨んだ。
「なっ、何を!止めてください…人を呼びま……!」
言い掛けて気付いたが、主人の目は既に焦点が合っていなかった。
(お父様じゃ…ない?)
「みぃやぁこぉ……」
そして、主人は声が耳に届いていないかの様に、美也子ににじり寄った。
そして、美也子の手を引き剥がすとベッドに押し倒した。
「や、止めて…来…ない……で…」
最初のコメントを投稿しよう!