第二章 『新たなページ新たな思い…』

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【一点物の景色を捕まえに…】     秋の夕陽は一点物… 君はそう言ってたっけ…   そうだね… 一点物…僕もそう思う…   秋の夕陽は… 物悲しいかい?   君はどう思うのだろう…   同じ場所で…同じ夕陽を… なんて思った事あるかな…   端的な美しさに見惚れる… それもあるだろうね…   この場所のこの角度なんて… 君なら言い出すような気もする…   僕はね…ちょっと違うかな…   今迄行った色々な場所… あの場所に夕陽を…って記憶を重ねるんだ…   あそこはちょっと凄いかも… そんな気がするその場所に改めて訪れたい…   新たな場所へも行きたいけれど…   自分の記憶を最も綺麗な色に閉じ込めたい… そんな風に思うから…   一点物のその景色を… カメラに納めきれたりはしないかもしれないけれど…   敢えて…    
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