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【夢一粒】
四角い窓
夕方の空
イメージしたのは
折り紙の船…
浮かべてみよう
僕の船…
マストもあるよ
浮いた…浮いた…
折り紙の船…
風に揺られて
行ったり来たり…
そっちに行ったら
車に当たるよ…
残念…潰れちゃった
今度は…
鶴を折ってみた
やっぱり空に
浮かべなきゃね…
あぁ…ダメだ…
浮かばないや…
ポトッと落ちた
地面の上でひとつ…ふたつ羽ばたいてる
おっ！跳ぶ気だね…？
天高く舞い上がる
折り鶴…
もう彼女に折り目は無いよ
高く…高く…舞い上がり
遠い…遠い…空の彼方へ…
僕の描いた夢を乗せて…
遠い…遠い…遥か未来へ…
そっと描いた夢一粒
2006/12/17 夢ものがたりより 水鏡 月夜
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