第一章 『過去を振り返って…』

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ひとつ前のページの【車造り】…なんて懐かしい…そして僕にとって、なんて切ないんだろう…乗って弄って、弄って乗って…何よりも『車』だった時代の象徴って感じがする。『免停』やったなぁ…『オービス』光ったなぁ…もどかしいけど仕事には行ってたなぁ…車でしか行けない職場へ…。   今では脳をやってしまって、とても車には乗れない…。そんな今の僕から過去の幸せな僕へ…。       【あの日の僕へ】     懐かしいな あの駐車場から   唸るエキゾースト タイヤの鳴く音…   一箇所…二箇所…三箇所と… ちょっとの直線が… ちょっとの曲がり角が…   ドキドキさせてくれた… 毎日が嬉しかった…   街でも… 山でも… 海岸線でも…   今でも思い出せるんだ… あの風景たち…   時間は止まってしまったの… いや…そうではない…   僕が応えてあげられなくなった… 同じ時間は帰らないかもしれない…   でも…いつか必ず同じ道を… あの日の僕のラインをトレースして…    
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