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「もう一度聞くけど何でここにいるんだ?予定があるって部活休んだだろ?」
「あぁ。ごめんね。私たちデートしてたからさ。」
「はぁ!?デートってなんだよ!俺がどんだけ苦労したと思ってるんだ!」
「って言われても力仕事は翔梧の専門分野だろ。」
「確かに言われてみればそうよね。」
優香にも納得された俺って何なんだろう……。
「この野郎!腹いせさせろ!」
って正大に飛びかかる瞬間、優香が傷口を叩いてきた。
あまりの痛さに俺は床に俯せになってるのに3人とも笑ってる……。
こんな下らないことで笑い合えるような楽しい生活を送れるようになったのは優香のお陰だ。
彼女が俺をケンカ三昧だった日常から抜け出させてくれた。
そんな俺とあいつの馴れ初めは中学の時だった。
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