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「ちゃんと部活に出てって言ってるでしょ！甘ったれてんじゃないわよ！！」
こいつの名前は萩原 優香（ﾊｷﾞﾜﾗ ﾕｳｶ）。一応、俺の彼女でボランティア部の部長。
俺と違って成績優秀で医学部志望だ。
普段はおっとりしていて、学校のアイドルだ。優しいけど怒るとメチャ怖い……。
流石の俺でも恐くてたまらないんだ。
「うるせぇ！俺の頼みは聞かないくせに自分だけ思い通りになると思うな！」
「へぇ……。そういう事を言うんだ？じゃあ、大声で叫んじゃおうかな～。」
嫌な予感が……。
「何を？」
「翔梧が私のタンスを漁ってたことを。」
「ちょ、待て！いや待って下さい！それだけは勘弁して下さい！」
いつもこんな感じだ。
うちの部活は学校内外のボランティアをするのが主な活動。そのせいか部員が俺らを含めて4人しかいない。
その2人は今日は休み。だから余計こき使われてる。
「じゃあ、今日は体育倉庫の整理だから行こう。ね？」
「はぁ、わかったよ。」
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