第0.5話

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「あ、そうだ。莱奈ちゃん」 水谷くんは何か思いついたかのように、手をポンっと叩いた。 『…何?』 「せっかくだから、オレも下の名前でいいよー」 『あ、わかった。 ……えっと …ふ…"ふみたか"…くん?』 自信なさげに水谷の名前を読んでみる。すると、水谷くんはにっこり笑った。 「ハズレ~。 "ふみき"だよ」 『あは、お互い様だね。 文貴くん』 つられるように私も笑った。  
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