光と闇を…“道具屋へ…”

狭間の世界と住人

そして絽戯は淡々と語り始めた…

『狭間の住人とは白でもない…黒でもない…その中間の灰…その色をもつものだけが住人になる…俺もその一人だ…』

そう言うと絽戯は自分の影に目をやった…

｢……灰…色｣

そして俺は迷わず自分の影に目を向けた

｢……俺も…｣

『そうだ…』

絽戯はまた話を始めた