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真田昌幸》
「そうか。
信繁は徳川につけと申すのじゃな?」
しかし、信繁は笑っていた。
真田信繁》
「徳川が勝てば、天下は治まり泰平の世になりましょう。
なれば領地の奪い合い、つまり戦は出来ず、我が真田家のこれ以上の発展は望めますまい」
信繁は微笑を浮かべながら、その野望に満ちた瞳を輝かせながら話した。
真田信幸》
「あいや、信繁待て。
確かに、発展は望めますまい。
しかし、豊臣に勝機はありませぬ。
わざわざ負け戦に参加するは我が真田家の恥でござりましょう」
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