☆【Game:月L(月視点)】

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    これはゲームだ。       どちらかが消えてしまうまで、互いを深く深く想い合うというゲーム。     どちらかが消えたとき、裏切る行為が、これ以上ないほどの罪悪感と恍惚感を入り混ぜ、世に二つとない名画になるだろう。       『僕がキラだ』と囁いたとき、奴に醜く深い傷を付ける。   奴はキラを愛したという罪を抱いて、天国だか地獄に堕ちてゆく。       ――‥ただ恐いのは     僕自身が竜崎なしで歩けないようになってしまうこと。     あいつがキラを追いかけて探しているように、僕もLという儚い幻を追い掛けてしまうのではないか。   ……それでもいい。   今迷っているということは、 結論が出ない証拠。   今夜も僕は暗号を囁き、夜を重ねる。       罪を重ねる。   『愛』だと呼べない 僕等のGame──。           ~END~  
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