【七夕:L松(松田視点)】

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【七夕:L松(松田視点)】

「さ~さ~の~はさ~らさら~♪」   「‥松田さん」     「の~き~ば~にゆ~れ~る~♪」   「松田さん!」   「Σうわっ!!な、なんだ、竜崎か‥いきなり大きな声出すからびっくりしたじゃないか」   「さっきから呼んでいるのに気付かない方が可笑しいでしょう‥それより、何なんですか?そのヘンテコな歌は」   「竜崎は知らないのかい?今日は七夕の日なんだよ」   「七夕?」   「そう♪7/7は七夕の日!織姫と彦星が年に一度だけ天の川を渡り、二人が愛し合うって話‥聞いたことない?」   「はい、初めて耳にしました」   「Σえぇ!本当に知らないの?」     「私の故郷には、そんな説を聞いたことがありません」   「そうなんだ‥じゃあ、これから一緒に屋上で七夕をやらない?」   「松田さんと二人だけで‥ですか?」       確認を取るような動きに、ちょっと安易な考えだったかな?‥と、不安な気持ちが頭の中で過ってしまった。     「あ‥やっぱ、皆も一緒の方が良かったかな」   「いいえ!なんだか面白そうですね。二人だけで行きましょう」     いいえ!‥と、拒否する所は随分とはっきりしている竜崎。  
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