ご飯を食べよう

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ニヤは最近思う事がある。 それは玲の食生活について。 玲はニヤには朝昼晩と食事を用意してくれる。 基本的にそれらはニヤの好きなもので構成されており、その上、栄養のバランスを損なわないようにしっかりと考えられた見事な献立である。 下手なレストランで食べるより遥かに美味しい食事にニヤは満足しているし、それについて文句を言うことは何もない。 問題は玲の方である。 「どうしたんだい?」 何か怪訝な様子で自分を見るニヤの視線に気がつき、玲は飲んでいたエスプレッソをテーブルに置いた。 「お前、飯は?」 「ニヤが学校に行ってから頂くよ?」 玲はニヤの質問に不思議そうに答えると新聞に視線を落とした。 けれど、今日はニヤもひくつもりはない。
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