2人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「水谷、うるさい。」
担任の眼鏡がこっちを睨んだ。
何で俺!? orz
隣の隆太が“そうだ、そうだ”なんて口パクで言ってくる。
そんな隆太を一睨みしたあと、あの3年生のことを思い出していた。
俺の席は1番奥の窓際で、さっきの下駄箱が見下ろせる。
しかし、座っていたんじゃあ透きぬける青空しか見えない。
「つまんねぇ…」
自分でも驚くほど、自然と出た言葉。
柔らかく吹いた風が、俺の頬をかすめていった。
最初のコメントを投稿しよう!