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『ねぇ、綾の話聞いてる?』
親友の声にハッとして我にかえる。
『百合、大丈夫?しんどいの?』
―やばい・・・。
何がっヤバイかって、亮太とキスをしてから、百合はずっとこうだ。
―はまっちゃった。
あれから気が付くと亮太の事が頭に浮かぶ。キスだけで幸せな気分になれる。最後まで経験のある百合だけど、あのキスが始めてだったのではないかと思うくらいである。
『大丈夫、あんまり寝てないだけだから。』
とりあえず適当にごまかす。
やばい会話についてかなきゃ。
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