冬の始まり

5/28
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
『何で敬語なの?』 思いどおりのタイミング、それに欲しかった物を手に入れた高揚感。そんな時程、百合は素っ気なく無愛想である。 『なんとなく。』 そう言って照れくさそうにする亮太の素振り。それがまたもや、百合の気持ちを高ぶらせる。 付き合うのが始めてとか、経験がないわけではない。ただ人付き合いが苦手な所が百合にはあった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!