冬の始まり

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でも百合は“小悪魔”ではなかった。 ツン、デレは使い分けれないし、本当につまらなかったわけでもない。できなかっただけである。 そんな自分が好きではない。 嫌われたかも、と少し落ち込んでいる。 いつもこうだ。 付き合い始めって疲れる。 だけど、それ以上にあの“ドキドキ感”はたまらないのだ。 今もそう。亮太にかわいいと思われたいからこそ、念入りにカーラーを巻く。
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