甘えと尊敬

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淋しそうに微笑むさくらに、俺は続けた。 ―実はさ…俺、ホスト向いてないんじゃないかなって思ってるんだ。 ―なんで? ―営業とか苦手だし…ほら昨日さ、俺バースデーだったじゃん?それでシャンパンタワー入れてくれた子がいたんだけど、なんか複雑なんだよ。 黙って俺の話を聞くさくら。 ―普通さ、素直に嬉しいよね?でも俺、なんか申し訳ないなって思っちゃうし…。お金のためって割り切れないんだよ。
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