恋した季節

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目が覚めると時間の感覚がなく、慌ててドルガバの腕時計を見る。 (2時…!やっべ!) 急いで熱めのシャワーを浴び、ドライヤーの強風で髪を乾かす。 マルボロを手にした時思い出した。 (頭、治ってる…。) それと同時にさくらの淋しそうな笑顔も浮かぶ。 (さくらだって辛いのに…甘えてられねぇよな。) マルボロを吸い終わる頃髪が乾き、簡単にワックスでセットしハードスプレーで固める。 (香水…。) なんだかブルガリを付ける気分にならなかった。
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