恋した季節

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ミーティングを終え、足早に店を出ようとする俺を咲弥が呼び止める。 ―楓、最後だし行ける奴だけで飯でも行く? ―行きたいんだけどさ…約束あるんだ、ゴメン☆ ―そっか、アフター? ―いや、ちがうよ。 ―…デートかよ♪ ―う~ん、そういうんでもない…。 ―まぁいいや☆お疲れ! 俺達は拳を合わせた後軽く手を上げ、じゃあな、と別れた。 アフターでもデートでもない。なら、なんなんだろう? 今日はさくらと約束していた日だ。
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