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まだ興奮が冷めず、ブルブルと拳を震わす俺に、龍汰が声をかける。
―楓サン…大丈夫っすか?
―あぁ?大丈夫じゃねぇ!てか痛ぇ!!
―ですよね…☆怖ぇ女!
―お前がパンツとか言うからだろうが!クソッ…。
―すっすいません!でも今の女、かなりかわいくなかったっすか?エビちゃん並みでしたよ☆
―話そらしてんじゃねぇよ!いくらかわいくても、あんな女は無理!!
龍汰の言う通り、整った顔に上品なメイク。手入れが行き届いた巻き髪に、センスのいい服装。
だったが…!女にあんな屈辱を受けたのは初めてな俺は、悔しさを龍汰にぶつけながら、病院を後にした…。
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