運命のいたずら

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―再発って…? ―…身体中に転移してて…もう手の施しようがないって…。 (嘘だ…。) 一瞬で天国から地獄へ落とされた気分。 ―さくら…嘘でしょ? どうしても信じられない…いや、信じたくない。 ―ゴメン楓…嘘じゃないの…。 そう言いながらさくらは涙をポロポロと零し、残酷にも真実だと受け入れるしかなかった。 ―…んでだよ…。 神様はどこまで俺達を苦しめれば気が済むの? ―なんでだよッ…! 2人で涙を流しながら、やり場のない怒りと悲しみに身体を震わせるしかなかった。
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