さくらの季節

5/20
前へ
/665ページ
次へ
その甲斐あってか、元々の指名客はほとんど戻ってきてくれた。 実際俺が休んでいたのは1ヶ月ちょっとだからかもしれない。 嬉しいような、複雑な感覚。 さくらがもっと生きていれば、こんなに早く復帰してなかったはずだ。 (もう…そんな事考えるなよ。) まだ少しさくらの死に慣れない俺が葛藤する。 そんな自分を紛らわすために、必死に笑顔を作りお酒を飲んだ。
/665ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15032人が本棚に入れています
本棚に追加