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飲みはじめて数時間。
もぅ夜中の1時を回っていた。
2次会に来ている数人は明日また朝早くから仕事。
私もその一人だった。
仕事の疲れもあり少し帰りたい気分になっていた。
冬馬『どうした?元気ないなぁ?』
山本冬馬。
会社の男性の中で一番話しやすい先輩だった。
あいり『もぅそろそろ帰って寝なきゃ明日キツいかなぁって考えてました…(笑)』
冬馬『まだ帰んなよ!寂しいやん(笑)(笑)』
あいり『冬馬さんって本当、軽そうですょね(笑)見た目とか含めて(笑)んなんぢゃ彼女さんが心配しますよ!』
冬馬『別に心配なんかしなぃやろ!』
あいり『ならいいですけど(笑)』
冬馬『あのさぁ………ゃっぱいいわ!』
あいり『何ですかぁ↓言いかけたなら言って下さいよ!』
冬馬『いや……』
あいり『何ですかぁぁ?男ならパッパと言って下さい(笑)』
冬馬『好きっさね!』
カラオケの音で聞こえなかった。
聞き返すと
冬馬は恥ずかしそうにしていた。
私はその瞬間嫌な予感がした。
冬馬『お前が好きやんね…』
周りの数人が振り向いた。話しが聞こえたみたいだった。
あいり『何言ってるんですか!酔いすぎですよ…』
恥ずかしくてそれから何も言えなくなった。
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