一期一会 ~一章~

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オレの名は神野タケル。現在20歳… 専門学校を卒業して目指してたプログラマー系の仕事につくはずだったオレは悉く面接に失敗… 若いせいか、性格の問題なのか…根性がなく、その道を諦めてしまった… アルバイトも長続きせず親にも色々言われ、家にいるのもイヤになるくらいだった… そんなとき専門学校時代の友達から電話が掛かってきた… Trr…📱 有山「おい神野~いいバイトあるんだけど一緒にやらへん?なかなか楽しいかもしれんよ?」 タケル「…ん~、どんなバイト?」 有山「リサイクルショップ!何で屋かな?こんな田舎町じゃ珍しいお店だよ!きっと仕事にやりがい感じるんじゃないか?」 タケル「やりがいねぇ…一応面接受けてみるよ」 そして、面接を受けその場で採用された オープニングスタッフとして採用され、自分らで何日かかけてお店作りをして、販売を始めるという斬新で初めのバイトだった。 バイト先は家から近いのもあったせいか、車で10分くらいのところなのでいつもギリギリに出勤…という、ダメっぷりを発揮していた! バイト先にも、何人か可愛い子がいたがタケルはなかなか女の子に話しかけれなかった… 話してもすぐ会話が終わる… そんなダメな男であった… そんなダメな男でも気になる女性がいた… 彼女の名は(小池なるみ)明るく優しく笑顔が可愛いかった。 そんな、なるみにタケルは一目惚れしてしまった まだなるみのことを全然知らなかったタケルは勇気を出して色々聞いた なるみの好きな食べ物、嫌いな食べ物、趣味、好きな花、場所… 色々聞いた! この日からタケルはバイトが楽しくなっていった。 働き始めて1ヵ月たったときタケルはショックなことを耳にする… 実はなるみに夫がいて、すでに結婚していたことがわかった… タケルは気まずさとどう接するべきかわからなくなり、その日からなるみとの会話が徐々に減っていった… そしてまた、彼のなかでいつもと同じく何事もない毎日が始まった! 気付けば息が白くなる季節になっていた。 バイト先は海のすぐ近くなので余計寒い風があたる。 そんな寒いある日、突然事件は起きた… いつもどおり、営業をしていたら突然万引き用ブザーが鳴り響いた! レジの近くにいたタケルだけが逃げていく犯人の姿を見た!
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