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「え~~授業を始める前に、神凪と矢城。今すぐ第2生徒会室に行け。」
と古畑先生は供託に立って言った。
「センセー。それってマジですか?」
洸は手を挙げて古畑先生に聞いた。
「マジだ。頼むから早く行け。二人が遅ければ俺に文句がくる。」
古畑先生はそう言ってため息をついた。
「洸。さっさと行こう。重要らしい。」
俺はそう言って席を立った。
「みたいだな。全く………古畑先生の授業受けたかったのに。」
洸も立ち、笑いながら言った。
「矢城。心にもないことを言うよりさっさと行け。」
古畑先生は呆れたようにそう言ったあと、俺と洸は教室を出て第2生徒会室まで走った。
「珍しいよな。授業中に呼び出しなんて。」
洸は走りながら話しかけてきた。
「そうだな。まぁ何か重要なことがあるんだろ。」
俺は無関心に言った。
正直呼び出しは止めてもらいたいんだよ。めんどうなことしかないから。
俺たちはそんな会話をしていると、第2生徒会室に着いた。
「失礼します。」
と洸は言って中に入っていき、俺も後に続いた。
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