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「神凪君と矢城君じゃないですか。授業中どこに行ってたんですか?」
と後ろから声がして振り返ると峰月さんと卯月さんがそれぞれトレーを持ち、立っていた。
「ああ。執行部の緊急召集があったんだ。」
俺は食事の手を止めて言った。
「執行部ってなんですか?」
卯月さんは首を傾げながら聞いてきた。
「執行部は生徒会の手のまわらない所を受け持ってるんよ。例えば、学園の秩序を守ったり他校とのトラブルを解消したりね。
ただ、生徒会と違って選挙で選ばれるんじゃなくて代々執行部になった人が直接選んでるんよ。」
と峰月さんが代わりに説明してくれた。
「へぇ~。スゴいんですね♪」
「まぁ実際はめんどうな事を押し付けられるんだけど。」
俺は苦笑いを浮かべながら笑顔を浮かべている卯月さんに言った。
「でも、そう言った役職は必要ですよ。」
と卯月さんは言ってきた。
はぁ。転校してきたすぐだから執行部の仕事をよく知らないんだな。
執行部の仕事はヤバイ。
警察沙汰ギリギリのことなんてよくあること。学園の裏側の仕事ばかりだ。
慣れるまで怪我しない時なんてなかった。
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