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「洸の気持ちはわかるが、柴崎さんも執行部に入るならいわなければならないんだからちゃんと話せよ。」
俺は真剣な表情で言った。
何故なら………これが俺たちの―執行部の『日常』だからだ。
「わかってはいるけど………やっぱり抵抗があるんだよなぁ。」
と洸は頭をかきながら言った。
「やっぱり今まで隠していたことは言い辛いよ。
だから、少しずつで良いから話してね?」
と柴崎さんはいつの間にかこちらの世界に戻っていたようで洸に後ろから抱きついて言った。
「わかったよ。ごめんな?」
と洸は柴崎さんの手を握り言った。
「………ここでイチャイチャするな。
俺に見せつけてそんなに楽しいのか?」
俺は低く呟いた。
それを聞いた洸は慌てて柴崎さんから離れた。
柴崎さんも微妙に怯えているようだった。
そんな強く言った覚えはないのだが………
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