燈夜の夢①と燈夜の退院

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ファミレスに着くと、ファミレスの前に卯月さんが一人立っていた。 「燈夜。今日、俺が美鈴を執行部に入れることを発表したんだからお前も一緒に卯月さんを執行部に入れることを発表しろ! ここまでは俺がしてやったんだからな。」 と洸はニヤニヤ笑いながら俺に言ってきた。 「わかったよ。本当は文化祭にしたかったのに……… 勝手なことを。」 俺は洸に対して少し苛立ったが、厚かましいお節介を素直に受けた。 「じゃ、先輩方。燈夜は少しそこにいる彼女と話があるそうなんで先に入っておきましょう。」 と洸は俺が苛立っているのがわかったのか、慌てて先輩たちに言いファミレスに入っていった。 「卯月さん。すまないね。 洸がこんなとこに呼び出したりして。」 俺は苦笑いを浮かべながら言い、卯月さんに近寄った。 「いえ、暇だったので全然大丈夫です! こちらこそ退院したばかりなのにすいません。」 と卯月さんは頭を下げた。
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