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「卯月さんが謝る必要はないよ。」
と俺は言った。
つか俺も卯月さんも謝る必要もないよな。
洸が勝手にしたことなんだし。
と俺は後で洸を締めることを心に誓った。
「それで、何の話なんですか?」
と卯月さんはすぐに本題に入りたいようで聞いてきた。
まぁ俺もすぐに話に入って食事したいしな。
「昨日、執行部に入りたいって言ったよね?
その意思を聞きたかったんだ。」
俺がそう言うと、卯月さんは、一瞬わからなかったみたいだがすぐに理解したようだった。
「私が執行部に入りたい理由ですか?
それは………神凪君の側にいたいから、じゃダメですか?」
卯月さんは真剣な表情で言ってきた。
俺はなんと言えばいいかわからなかった。
たったそれだけの理由で危険な執行部に入りたい。
その考えが不思議になり、俺は急に笑いだしてしまった。
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