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「ありがとう。
そう思ってもらえてるのは凄く嬉しいよ。
これからヨロシク。」
俺は優しい笑みを浮かべて言った。
「私で………いいんですか?」
卯月さんは信じられないようで驚いていた。
「ああ。卯月さんだから………とも言えるかな。
執行部の仕事は大変だけど、お互いがんばろう。
執行部へようこそ!」
俺はそう言って右手を出した。
「はい!よろしくお願いします!」
と卯月さんは泣きそうだったのが嘘のように元気に言い、握手した。
そして、俺たちは見つめ合った。
何故か………懐かしい気がした。遠い昔、まだ幼いころ、もしかしたら俺と卯月さんは一緒にいたのかもしれない。
………ここから俺の『時間』が進むんだ。
卯月さんと共に………
俺が辛いときは卯月さんが、卯月さんが辛いときは俺が、互いに支え合って進んでいきたい、そう思った。
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