51人が本棚に入れています
本棚に追加
/141ページ
「あの………神凪君のパートナー?になった卯月涼香です。これからよろしくお願いします。」
と卯月さんはひきつった笑みを浮かべながら言い、頭を下げた。
「「「え~~~~っ!!!」」」
と執行部のメンバーの皆さんは見事に息の合った叫び声をあげた。
なんなんだ?この無意味な団結力。
見ていて面白いけど、さすがに迷惑だろ。ここファミレスだし。
俺は店員の顔を伺うため、周りを見渡したが………慣れられているため、苦笑いを浮かべられただけだった。
そういやここ、執行部の打ち上げでよく来る店だった。
「「神凪君。ちょっといいかしら?」」
と深山先輩と御劔先輩は息の合った声(?)で俺を店の外へ連れ出した。
頼むから飯を食わせてくれ。そろそろ限界だから!
と言いたいが俺は二人の後ろに修羅を見たため、おとなしく着いていった。
女性って怖いね。
綺麗な人が笑顔で怒りを隠してるとより一層怖いよね。
まぁこの人たちが特別なのかも知れないけど。
最初のコメントを投稿しよう!