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見つけたっ!!
夏の終わり…
少し涼しくなり始めた夜に
『彼』がいた
『…どこいっちゃったのかな………?』
少し高い声が
少年の口からもれる
夜中だとゆうのに
街にはまだ人がチラホラと見える
一見、場違いなようにも見える小柄な一人の少年が、
夜の渋谷で何をしているのだろうか
『…早く連れて帰らないと…
殺されちゃう…』
怖い言葉を口にしながらも、少しも表情を変えない…
冷たくも美しい顔…
それについている氷のような黒い瞳は、誰かを探しているようにみえた…
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