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冷たくうちつける雨のなか…。
いつまでも立ち尽くしていた。
このままでいいと思った。
この雨がこの悲しみを流してくれたらどんなに楽だろう…
『さよなら』
そう言って貴女はいなくなった…
だれよりも貴女を愛していた。
今も貴女が好きで
一瞬の恋に時間が止まったまま
暗闇をさ迷い続けている。
立ち上がるなんて簡単だと思った…
けど…
今はできなかった…
私は弱いから…
弱くて萎んでいるから…
だから雨にうたれるんだ。
この雨が止んだとき
虹と共に笑えると思うから。
この雨はいつ止むのかな?
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