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「一人で行けるか?」
「うん!」
「パパここで待ってるから行っておいで」
美奈がトイレへ走っていく姿を見送ったあと、隆はガイドを取り出した。
こんなに移動していたのか…。
隆はトイレのためだけにかなりの距離を移動していたことに恥ずかしくなった。途中に何ヶ所もトイレのマークがあった。
隆の右手には、射的を楽しむ人々、少し遠くの方にはカレーを食べる人々が見えた。
天気が良く、日差しが照りつけ、少し汗ばむ気温の中、隆は美奈を待った。
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