モバ彼もどき。

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モバ彼もどき。

モバ彼モバ彼女。モバの世界の優しい嘘。 僕はでもなかなか言い出せないでいた。何故かモバ彼モバ彼女になることは何か特別なステップのような気がしてたんだ。 傷ついて救いを求めていた僕にとって仮想の恋であれ恋は恋。また傷つくことはその時の僕にとてもとても危険だったから。 モバ彼女になってくれない?と僕がゆきにそう言った時。 📩の向こうで彼女がはっと息を飲むのを感じた。ずっとその返答を考えていたような柔らかい沈黙。 ゆきはリアに彼氏がいるの。だからモバであれ彼氏作れないよ。 僕の落胆をそっと撫でるように改行改行改行改行のあとに。 モバ彼もどきになって下さい〓 僕は微笑んだ。 ほ~らはじまったかい?
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