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はじまるね
僕とゆきはその日から毎日ミニメをした。一日何度も何度も。繰り返し繰り返し。
内容なんかなかったよ。僕達は渇いていた。砂漠に立ち往生している旅人のように、ただひたすら水がほしかっただけ。
そのかわり水は何の障害もなく心にしみていく。僕達は相手のちょっとした📩の語感の違いニュアンスに敏感に反応し、心が幸せになったりおちこんだりした。
そう恋だ。笑うかな?僕達はもう恋をしていたんだ。会ったこともなく顔もみたこともないのに。
言葉だけの優しさ。モバの世界。
僕達は互いに好き好き💕と言い続ける。
最初の嘘。
お酒の量がみるみる減っていった。
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