第ニ片 日常

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泣く泣く従った澄鏡也と共に翔は学校へと向かった。 キ~ン~コ~ンカ~ンコ~ン 遠く校舎の方から始業のチャイムが鳴り響く… 「ってチャイム鳴っとるやないか~!」 「途中信号に引っ掛かりまくったからな。」 「何故に冷静!?見ろ校門が閉まっちまう!」 走りながら澄鏡也の指指す方を見ると当直の先生がまさに校門を閉めている所だ 「よし、今こそバ○バラの実の力見せてやれ!」 「おっしゃぁ!って、出来るか!!」 盛大にツッコム澄鏡也に舌打ちをすると、翔は転がっていた石を当直の先生に向かって蹴り飛ばした! 「ヘポッ!」 風を切りかっ飛ぶ石は見事に教師の横っ面に当たり、奇妙な声を出して倒れてしまった。 「よっしゃ今のうちに。」 「先生…君の死は無駄にしないよ。」 僅かに開いていた隙間から敷地内に入ると二人は教室へと向かった。 翔たちは正面玄関から入ると自分たちのクラス、1-Dへと向かった。この学校、第一高校(通称一高)は東に一年、西に二年、北に三年の教室が位置する四角い校舎になっている。(南は特別教室) .
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