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「ちょ!閉めないで~!」
扉が閉めきる前に澄鏡也が壁と扉の間に体を割り込ませてきた!
腹のあたりを両側から押されながら叫んでくる。ちなみに鼻は赤く腫れあがっている。
「お前はバ○ーか!このデカッパナ!捕まっちまえ!海軍に!」
「んぬぅあに!そうはさせんぞ!バ~ラ~バ~ラ~…」
「すなっ!」
ビシッ!
両手を広げ騒ぐ澄鏡也に必殺カラテチョップをおみまいする。
「ぐふ!」
床に倒れ伏した澄鏡也を外に放り出すと、こんどこそ扉を閉め鍵をかける。
「ふう…さてと、朝飯の準備を…」
キッチンに向きなおり朝食を作ろうと…
「あ、翔!俺コーヒーミルク多めで!」
「…………おい。」
「なに~?」
翔は包丁に伸びる手を必死に押し止めながらソファに座る澄鏡也に聞いた。
「どうやって中に入った?」
先程鍵はかけたはず…
「ん~まあ、禁則事項です(はーと)」
指を立ててにこやかにそう言う澄鏡也を見ているともう
(殺す!いつかぜってぇ~殺す!!)
殺意がわいてきます。
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